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先日、「情報デザインワークショップ」に見学に行きました。
我がボスが取り仕切る大きなプロジェクトで、高校、専門学校、一般企業、WEB業界と幅広く人が集まるプロジェクトです。

内容は、全4回のワークショップを通じて、HCD/UCDプロセスを学ぶというもの。
僕は前回の第3回と今回の第4回を見学させていただきました。

第3回はペルソナ/シナリオ法に基づき、制作したコンテンツのベータ版をプロトコル分析にて問題抽出し、修正箇所を明確にする作業。そして、今回の第4回はこれまでの総括としてのプレゼン発表と、修正した完成版の披露でした。つまり、集大成。

正直、第3回を見学したときは、制作物のクオリティの低さにちょっと残念な感想を抱きましたし、それは今回完成版を見ても変わりません。いくら美的感覚の課題ではないとは言え、デザインをもう少し(というかだいぶ)見栄えのするものにするべきだと思ったし、ユーザのための設計としても、ラベリングや階層構造、システム設計をもっともっと練るべきだと感じました。たぶん、それは僕のようなWEB屋で食ってきた人間は、HCDプロセスを知らずとも毎日のように「ユーザが、ユーザは、ユーザに・・・満足体験を」と考えてきた制作会社の長年の知恵が叩き込まれているから、わかることなのだと思います。

ただし、相手は学生で尚且つたった4回の作業で制作したもの。
そこは見るべきではなく「初めに創ったものが、HCDプロセスを経ることによっていかに変わったか」ということ、そしてそれによって「教育」という観点からどのような成果が出たかを見るべきなのだろうと思いました。

その点で言うと、他校や一般企業の人とグループワークを行い、大勢の方の前でプレゼンを行い批評されるというのは、これは本当に中々得られる経験ではありません。特に、実際にビジネスの現場で戦っている企業の方の目に触れられるというのは、とてつもなく貴重な機会となると思います。そういう現場で生き抜いてきた学生は、いざ学園という日常に戻るとそれ以外の学生とは輝きが違います。もう全然違う。痛感させられるのは「教えること」ではなく「経験させること」が大事だということですね。

その、経験させることで言えば、プレゼンやプレゼン資料はもう少し考えて欲しかったなぁと思いました。どのチームもどうしても、プレゼン画面の説明になっていたし、画面資料もやってきたことの羅列になっていました。プレゼンも情報デザインですから。やっぱりそこも「ユーザ(ペルソナ)」を意識して創らないと。

授業で戦略策定書(企画書)を書かせると、よく言われるのが「このページこうした方がいいの?」という質問。で、いつも返す言葉。

「君達がやらなきゃいけないことは、プレゼン資料作成じゃない。
 相手を納得させる、相手の合意をとるために、資料を作っている。
 だからこれでいいとか悪いとか、綺麗とか汚いとかいう話じゃダメ。
 『このページではAということが言いたい。だからBというデザインになる』
 じゃないとダメ。」

最も重要視すべきことは「この画面で、相手に何を言いたいのか」
最も大事なタスクは「このプレゼンで相手にどんな経験を与えるのか」ですよね。

ユーザエクスペリエンス、ですか。
2007.12.19 Wed l 情報デザイン l コメント (0) トラックバック (0) l top

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