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今日も広告がでt・・・いやでてない!出てないよ!
ちょっと気になって、そしてタイミングも合って書ける&書きたいネタが入ったので、書くのです。

何かというと、こういうまとめを見つけて。

いつも運が良い人にはちゃんと理由があった

というわけでうぇぶぎょうかいのむめいディレクターのおじかんです。
いやもうね、こんなのぜったいちがうだろ!って思うんですよ。
正確には、事象としては正しいかも知れないけど、それって表面に現れたものしか見てないのでは?

ちょっと、元記事(まとめ)から引用します。

■運がいい人は、利己的じゃない
・人を押し倒そうとしない
人を押し倒そうとすると大抵の場合、一緒に自分も倒れてしまう。

・他人が話せる場をつくっている
他の人たちにとって、魅力的な会話をすることができる場があることは、結果的に自分のチャンスにつながっていく。

・利己的な考えの人は、長期的に考えて良い出逢いが来ない

・利己主義者が本性を隠しても、人はそれを察知できるためバレる
たとえば、いい人だと思っていた人物が店員にとった横柄な態度を垣間見たり、目が笑っていないことを発見した瞬間に感じる違和感などがそれにあたる。


そんなことないでしょー。
利己的な人でも、運がよさそうな人はいると思いますけどね。
「オレがオレが」というタイプのことを利己的とするなら、たとえば本田圭佑なんかは運が悪そうな人だとは思えないし。

それに、「運が良くなるために利他的に行動しよう」なんて思ってる時点でその人、利己的じゃないですか?

■行動が早い

・運が悪い人は、決まって「遅い」

・「スピード=運のよさ」である

・運というのは、行動しない限りどうにもならない

・うまくいかない人は「自分の遅さが原因」ということに気づかない
 仕事や恋愛でも、慎重になりすぎていることがマイナス要因を招いていることに気づいていない。

・自分のやるべきことに向けて行動を起こすと、運はその後についてくる



行動スピードが早いと運がよくなるってのはどうにも・・・。
行動スピードが上がれば悪い運に遭遇する数も増えると思うんですけどね。
「・自分のやるべきことに向けて~」ってのも、運かどうか以前に「やるべきこと」って言ってるんだから運どうのこうのじゃなくてやるべきなんだろうし、「やるべき」というのは「その先に何かがあるから」やるべきなのであって、そりゃあ結果がついてきやすいのは当然でしょう。だって、だから「やるべき」なのだから。

「運が良い」というのが、ただ単に宝くじに当たるとかそういう話ではなく「確率に左右される要素がありながら、良い結果に遭遇している」という話だとするなら、それはもうはっきり言って利己とか利他とかじゃなく、その人に力があったんだと思います。だって、仕事のチャンスをもらったって、その人に能力がなければそれはむしろ「ピンチ」になるわけですから。

結局、運が良いも悪いも結果論であって、確率としてはどちらも間違いなく存在しているもので、その人間の力ではどうしようもない部分について
 ・どちらに転んでも良いように行動するか
 ・その数をどう増やすか
という話でしか無いと思うんですよね。
だから、無闇矢鱈に数を増やしたってピンチを招くこともあるし、つっこむべきなのかどうかはリスクとの相談、自分が持っているリソースとの相談もあるわけですよね。「行動が早ければ良い」なんてのは、ぜったい間違いで、それは能力のある人、打開力のある人を外から指くわえてみている人が、上辺から見てるだけじゃないの?と思います。


とあるサッカー選手に、運の引き寄せ方を学んだ


僕はこのブログの右にあるプロフィールに名波浩氏が好きだと書いていますが、その人ではないです。
じゃあ誰か。

この人です。

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ご存知、ゴン中山隊長。

 ・W杯日本人初ゴールスコアラー
 ・Jリーグ通算最多得点
 ・Jリーグシーズン最多得点
 ・4試合連続ハットトリック(連続ハットトリックでギネス記録)
 ・国際試合における最短ハットトリック(こちらもギネス記録)

いやぁ・・・すごい・・・・。

ゴン中山はお世辞にもテクニックのある選手でもないし、ドリブル突破や圧倒的なフィジカルで敵を圧倒できる選手でもないです。でも、Jリーグでもっともを得点を取ったのは彼だし、W杯で一番初めに得点したのも彼です。もっとうまい選手も、速い選手も、強い選手もいたのに。
彼のことをよく「ポジショニングが良い」だとか、最近の言い方をすると「持っている」と言われます。ポジショニングはともかく、「持っている」というのはこれはもう全く「運が良い」と言われているのと同じですね。それに対して、彼は上記Number特集内の2005年のインタビューでこう答えています。

「決めたときは"そんなの誰でも取れるよ"と思うかもしれませんが、どうやってそこにポジションを取っていたかということをもっと考えて欲しい。常に狙える状況に顔を出していなければ、こぼれ球にはありつけないんです。たとえGK正面のボールであっても詰めていく。それを根気よくやり続ける。"いつかこぼれ球が来る"と信じこんでいなければならないんです。"どうせ、来ないだろう"と考えるような人はFWには向かない。僕は欲張りだから"なぜ、あそこまで詰めておかなかったんだろう"って、試合後、いつも後悔していますよ」
――こぼれ球にありつけるのは偶然ではなく必然だと?
「そう思いますね。まあ、運はやっていくうちについてくるもんですよ。そこに何回もゼエゼエ言いながら行っているから(こぼれ球が)来るんであって、手を抜いたらボールは転がって来ません。だから偶然を必然に近づけるのは、そこに顔を出す回数ですよ。それを愚直にやり続けるしか無い」



また、2007年にはこうも語っています。

「上手い人だったら一発でいいんですよ。質の良い動き、精度の高いプレーで、一発でゴールは取れるんでしょうけど、僕は下手だから、その人に勝つにはどうしたらいいか、上手いディフェンスに勝つには何をすべきかと考えた時に、10本行って10本ダメでも、11本目にいいボールが来るかもしれない。その時に諦めていて、後で『行っていれば良かった』と思いたくないんです」




はたから見ると運が良いように見えますが、それは得点したシーンやシュートシーンしか見てないからそう思うんですよね。彼のこのインタビューを見ればわかるはず。運が良いんじゃなくて、運が悪い時も運が良いときもどちらでも良いように常に動いてるんですよね。そりゃあ、結果が出るわけだ。宝くじでいえば全部買ってるようなもんですから。宝くじはお金があればいくらでも買えますが、得点チャンスはお金ではどうにもならないです。いつでも全力で、愚直に、少ない可能性を無視せずにやるべきことをやる意識と体力と頭脳が必要です。

「運がいい人は、利己的じゃない」や「他人に配慮できている」という話も、これで説明がつきます。利己的じゃないと、周りの人が好意的な評価をくれて、また仕事が来たり良い仲間に恵まれるみたいな話ですが、それは利他的とか利己的とかいう話ではないんですよね。技術もない、圧倒的なスピードもフィジカルもないゴン中山は、つまり周りからパスを貰わなければ得点できないわけです。

ジュビロ磐田の黄金時代に、その繊細な左足と明晰な頭脳で文字通り司令塔、ピッチ上の監督として君臨した名波は、彼のことをこう言ってました。

「ゴンちゃんはほんっとに(シュートを)外すからね(笑)もうそんなに外す?っていうぐらい何度も見てきた(笑)でも、もし自分を中心として日本人のベストイレブンを組むとしたらゴンちゃんは絶対に入れる


日本史上に残る「パスの出し手」である名波が、技術もなく、シュートも外しまくる(と名波自身もそう思う)ゴン中山を認めているわけです。それは、ゴン中山が愚直に、そして常に意識してピッチを走り、ボールが出なくても走ってきたからなんだと思います。でも、その時に「次もパスを出してもらうために今も走るパフォーマンスをしておこう」っていう人にはパスは出ないんですよ。だってそれじゃパスが出ても対応できないから。パスが出そうなタイミングすべてを全力で、いつパスが出てきても良いように仲間を良くみて、全力で走るから、中盤の選手たちは「中山さんならあそこに走ってるはず」と思ってパスを出すわけですよね。

きっとこの繰り返しが「10回行っても11回めにボールが出るかもしれない」というその"ボールが出る"回数が増えることに繋がるんだと思います。それが「良い連鎖」というものなのかなと。「いつも走ってる」から「またパスを出そう」と思えるわけで。

また、ボールを貰うだけじゃダメなんですよね。ボールが出てもそれをゴールに入れられなければ意味が無いから。ボールを貰った時に決める力がないと、結果にはつながらない。むしろ、力がないとそのチャンスは一瞬にしてピンチになります。ゴールを決められなければ批判の嵐に晒され、スタメンも奪われ、いずれは職を失うことになりますから。

2005年のインタビューでこう答えてました。

「ゴール前では動き方次第で敵もゴールも両方見える。微妙にステップを変えることで視界から姿を消すこともできる。インサイドターンを使って身体の向きを変える。この練習を徹底的に行いました。それも試合の前日ですよ。時間や本数は少しでも、集中してずっと続けた。フィールドの中での体の向き、開き方、ターンの技術、ボールをもらう位置、体勢、タイミング・・・。これを意識するようになってから、考えながら点を取りにいけるようになった」



前述のまとめに「新しい挑戦やスキルアップに積極的」とありますが、新しい挑戦やスキルがアップするからなんでもやるわけじゃないし、「持っているスキルの種類が多い」とか書いてありますがそれもとんちんかんな話です。ゴン中山は右足、左足、ダイビングヘッド、太もも、胸w いろんなゴールパターンがあります。でも、それは「ある一つのカテゴリ」の中でのゴールへのプロセスがいっぱいあるというだけで、ドリブル突破、スピードでぶち抜いてゴール、とんでもないロングシュート、繊細なボールタッチからのゴールマウスに置いてくるようなシュート・・・なんて驚異的なゴールのどれもできません。数多くのゴールパターンのなかで「いかに少ないタッチでゴールするか」という物凄く狭いカテゴリの中を突き詰めて、その中で豊富なパターンを持っているだけなんですよね。スキルの種類が多いわけじゃないです。

新しい挑戦やスキルアップがどうのこうのじゃないんですよね。彼は決してドリブル突破できるようにトレーニングをしたわけでも、他を圧倒するようなフィジカルを手に入れようと筋トレに励んだわけでもない。「自分の置かれた環境、そして能力、個性でどうやって得点を取るか」ということを突き詰めて突き詰めて突き詰めて考え、本来なら能力が伸びにくい30歳を超えても成長したわけですよね。スキルアップならなんでも良いわけじゃないし、挑戦すればいいってもんでもないんだと思います。

もう一人の"とあるサッカー選手"


ちょっとゴン中山の話題から外れますが、もう一人、運というものについてわかりやすい活躍をした選手がいます。現日本代表の細貝萌選手

ご存じの方も多いと思いますが、2011年アジアカップ準決勝vs韓国戦で、彼は日本を救うゴールを奪います。それは、本田圭佑が蹴ったPKが韓国GKにはじかれたあと、そのこぼれ球に細貝が詰め、ねじ込んだものです。90分で決着が着かず、同点で迎えた延長戦前半。彼のゴールがなければ日本の優勝は無かったかもしれません。本田のPKが止められた時、サポーターは天を仰いだと思いますが、直後に彼がゴール前に詰めていてきっちりとゴールを決めてくれました。当時の解説陣はみんな「細貝、よく詰めていました!」と褒めていました。

でも、そうじゃないんですよね。
だって、細貝ってとりわけスピードのあるタイプでもないし。なのに、明らかに他の選手より早くこぼれ球に追いついてましたから。PKのときはキッカー以外はペナルティエリアに入ってはならないわけですが、つまりそこ(ペナルティエリアのライン)からヨーイドン(=本田がキックする瞬間)でダッシュしてボールに詰めるわけで、だとすればもっと混戦になってるはずなんですよ。でも、細貝が一人だけ抜きん出て早かった。

「え?なんで?」
って僕は当時試合をみながら思ったんですよね―。だから、得点直後のスロー再生を見たんです。
そうしたら、他の選手がみんなペナルティエリアのライン際に立っている中で、細貝だけはラインのもっと後ろ、つまり他の選手よりラインから遠いところにスタンバってるんですよ。そして、本田の助走からのキックモーションに合わせて、彼もヨーイドンで後ろからダッシュして、ちょうど本田が蹴るタイミングでラインを超えてペナルティエリア内に侵入してました。

つまりこういうことです。
 ・他の選手はライン上で速度ゼロの状態から本田のキックに合わせてダッシュした
 ・細貝は、ラインのもっと後ろから走ってラインを越える時には全速力だった

一般の方が現地で撮影したものがあったので、これをご覧いただくとよくわかると思います。
※細貝は背番号13です



すげーw

これ、言うほど簡単じゃないんです。
ルール上、本田が蹴る前にエリアのなかに入ると反則になるわけです。ってことは、もしタイミングが合わずに本田が蹴る前に細貝がラインを割ってペナルティエリア中に入ってしまうと、もしそのあと本田がPKを決めても無効になって再度PKになります。本田のゴールを無駄にしてしまう可能性すらあるのですよ。ちなみにその難しさを僕は試合を見ながらツイートしてましたw


そう、ツイートに書いてあるように、きっと細貝はこの練習をどこかで積んでいたんだと思うんですよね。じゃないとあんな全力疾走でタイミングが合うはずがない。・・・と思ったら、やっぱりそうでした。

http://daihyou.jp/post-26.html

福田正博『実はですね、去年まで浦和レッズで彼はプレーしてたんですが、僕も一緒にコーチとしてやっていたんですが、その時の監督がPKの時はああやって助走をつけて、ちゃんと狙いなさいと何度も指導してたんですね、その指導を実践してくれたんですね細貝は。』




運を引き寄せる方法まとめ


細貝も、ゴン中山隊長と同じだと思うんですよ。
きっと今まで何度も、PKの時に走りこんで、そのほとんどはゴールに結びついてなかったんだと思います。PKはキッカーが蹴ってゴールする確率の方が高いですから。でも、「どうせ今回もこぼれないだろうな」と思ってたら、日韓戦のあのシーンは生まれないんですよね(余談ですが、細貝は当時の所属先浦和レッズでもやっていたそうな)。

運を引き寄せる方法ってのは、行動のスピードでも利他的な行動でも、新しいスキルを身に付けることでもなくて、それらは結果論でしか無いと思うんですよね。

 ・いついい方に転がっても良いように常に全力で行動する
 ・いつチャンスが来ても良いように努力する
 ・冷静に自分と環境を見つめて、何が必要かを常に意識して取り組む

でしかないと思うんですよ。
その結果として少ないけど確実に存在する確率を成功に繋げているだけなんだと思います。
そして、その結果として、傍目には「行動スピードが早く」「利他的」「なんでもスキルを身につけて」、「運が良く見える」だけなんだと思います。だから、そこだけ真似しても何の意味もないですよね。

少なくとも「運が良い」というのを「確率に左右される要素がありながら、良い結果に遭遇している」とする場合、それは運が良く見えているだけで、ただただ、単純にその人が一生懸命考えながら努力して、常に全力で物事に取り組んでるだけだと思います。

そこ、間違った見方したらだめだよなーと思います。
2013.03.28 Thu l 日々雑感 l コメント (1) トラックバック (0) l top

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2013.04.12 Fri l 小畠. URL l 編集

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