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三菱総研


昨日、大手町駅近くの三菱総研にて、ペルソナデザインドットコム主催の
「お客様価値向上のためのペルソナセミナー」に参加してきました。

ペルソナセミナー資料


パワーポイントの画面資料は全て1/6レイアウトで出力されたものがあったので良かったのですが、タイムスケジュールは画面に表示するのみでした。出来ればそれも欲しかったな・・・。

セミナー講師は、あのフォレスターリサーチ社のジョナサン・ブラウンさん、
大伸社の白根さん、三菱総研の佐々木さん、ミツエーリンクスの岡田さん。
おお、名前や社名等、そうそうたる顔ぶれですね。
ざっと下記に感想を。(講師は敬称略です)


■「ペルソナの進化」海外企業のベストプラクティス
(フォレスターリサーチ:ジョナサン ブラウン)

とにもかくにも、ペルソナの活用法やプロセスについてはこれまでいくらか耳にすることができていましたが、ペルソナそのものの作り方、その重要性についてここまで詳しく聞けたのは初めてで、目からウロコという状態でした。しかし、何事もキチンとやろうとすればそれなりに費用が発生するわけで、日本企業にすぐにそのレベルになるのは難しいだろうなと感じました。
まず、「ペルソナは使えるんだ」という絶対的な思想、文化を根付かせることから、
始まるのかなと思います。


■ペルソナによる社内コミュニケーションの革新
(三菱総合研究所:佐々木 康浩)

ペルソナの活用法に重きを置いたお話。
やはり、それぞれが持つ「イメージ」でしかないユーザよりも、互いの認識を統一しやすいペルソナは「合意形成」において物凄い力を発揮するんだろうと思います。
「こういう人・・・」じゃなくて「この人!」という違いでしょうか。
動画にて、実際にワークショップ形式で導入した企業の生の声を聞ける部分があり、
面白かったです。


■ペルソナのWebにおける活用法
(ミツエーリンクス:岡田 貴彦)

ペルソナを、具体的にWebサイトに活かすには?というお話。
自分もWeb業界にいたからか、この講演が一番すんなりと頭に入りました。
「ビジネスとして成果の出るWebサイトを」というコアコンピタンスを掲げている、僕の居た某制作会社でも、ユーザ中心思想や、効果測定、修正と検証のサイクルはありましたが、そこにペルソナを活かすという部分で、やはり「合意形成」や「プロジェクトメンバ間のコミュニケーション」という部分で最も力を発揮しているように見受けました。前職の会社は、その部分を「我々はWEBのプロであるから、ユーザのことは知っている」というスタンスでしたので。それでも、成果をキッチリと出していましたが・・・。

※余談ですが、いつもブログを拝見させていただいている
 DESIGN IT! w/LOVEのhirokiさんにも初めてお目にかかれました!

■ペルソナによるユーザ中心のイノベーション
(大伸社:白根 英昭)

こちらもペルソナの活用法なのですが、上記二つの講演とはちょっと毛色が違い、
「ペルソナを使うことによって、より顧客のニーズに沿ったものができる」という切り口でした。
最も興味深いのは、「ユーザが認識していないニーズすら、ペルソナは拾い上げることができる」ということでした。ユーザが問題と認識していない部分の改善すら、可能ということです。うーん、これぞ究極のクリエイティブ、でしょうか。


どのお話も大変勉強になりました。
WEB業界の人間って、全てとはいいませんが、中々こういう場に参加しません。
参加する人もいますが、多くの人間は参加できない。
忙しすぎて、間に合わないのです(笑)
昨日参加していた方々も、失礼ながらキョロキョロと見回してみましたが、
あんまりWEB屋っぽい人はいなかったような・・・・。(WEB屋っぽいってどんな人だw)

今後も積極的に参加したいと思います。
2008.01.29 Tue l 情報デザイン l コメント (0) トラックバック (0) l top

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