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お笑いはクリエイティブだと前に書きましたが、
特に柳原可奈子の芸って、情報デザインだなぁ~と思うんです。

彼女の芸って、観察から始まるわけじゃないですか。
しかも、そのスキルも天才的に高い。

しかし、大事な所はそこじゃなくて、そこから抜き取って組み立てる構成力。

あの観察力は確かに凄いけど、くまなく見ていれば網羅はできる。でもそれは情報の羅列を書き取ってるだけ。

だから、逆に言うと本物は笑えない。本物の「花見によくいるオバサン」とか「109の店員」、「デパートの化粧品売り場の店員」とか見ても笑わないでしょ?

極論を言ってしまうと、柳原可奈子が演じているような人はたぶん本当はいないんですよ。あそこまでの人は。いろんなオバサンや店員を観察して、特徴的な部分を抜き出して、再構築してるんだと思います。だから、あそこまで変な人は実はいない。

「あーいるいる!」と思わせて笑いをとれるというのは、彼女の芸の中にメリハリがあるからなんですよね。その人の特徴的で実はちょっと変な所を、彼女は抜き出して強調して表現してくれる。だからわかりやすい。そして、だから僕らが「本物」を見ても気付かない。本当の「そんな人」はもっと他のまともなこともたくさん言ってるし、一人の人が面白い要素を全部持ち合わせてもいないから。

だから、単純に模写するんじゃだめなんですよね。それで面白いなら、僕らは街中でも笑ってるはずだから。

柳原可奈子が、プロの目で情報デザインをして作り上げた芸だから、面白いんですよね。
2009.04.21 Tue l 情報デザイン l コメント (0) トラックバック (0) l top

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